つぶやき


by hoshinooujisama2

ある夫婦の惨劇

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今日はうららかな朝を迎えた。ちょっと暑いくらい。良い天気だ。休日、やることない、こういう日は必ずと言っていいほど仲の良い(私が勝手にそう思っている)夫婦に会いにいく。その夫婦は西海市の大瀬戸町を流れる二級河川雪浦川(ゆきのうらかわと読む)に住むツガイの白鳥である。名前をマコとウーやんという(私が勝手につけた)。どちらがマコでウーやんかは定かでない。

居た居た。だけど中州の真ん中のほうでここからはちょっと遠い。そのうち近くに来るだろうと思い持参した文庫本を読むことにした。しばらくすると「雨雨ふれふれ母さんが~♪♪」(雨?降ってないし…私にはそう聞こえたからしょうがない)と楽しそうに歌いながら二人で飛んで来た。でもまだちょっと距離がある。今日は餌持参したぞ!私はジャンヌダルクの有名な絵のように餌を高く掲げた。こっち見ろ、こっち見ろと思っていると二人してこっちを見てどんどん近付いて来てくれた(嬉しい!)さあ、今日はちゃんと食べ物持ってきたぞ。菓子パンをちぎって与えた。どうした訳かマコは美味しそうに拾って食べていたがウーやんは食べるふりをしてゴミを突くのみ。私は感動した。う~ん、これは奥さんに食べさせるために遠慮している夫、なんと美しい夫婦愛であろうか!

 ここから平和な一時は一転、修羅場と化す。まずカラスの追剥、カラ吉(私にはそう見えた)の登場。「姉さん、独り占めはよくねえよ、あっしにもめぐんでくだせえ」(なんとあつかましい。しっかり餌を抱え込んで、このセリフかよ…私にはそう聞こえた)。まあここまではまだよかった。問題はこれから。トンビだ。まったく姿が見えなかったが、ゼロ戦の神風特攻隊よろしく急降下で餌を横取り!「キャ~、あなた、た、助けて~」(マコの悲痛な叫び…私にはそう聞こえた)「よし、マコは命を掛けて守ってみせる、さあ来い、トンビ野郎」(ウーやんの妄想)。現実は厳しい。いち早くだんなの方が逃げ出した。なんと情けない(まるで自分を見ているようだ)。後はトンビ野郎のやりたい放題。残りの餌のほとんどを食べられた。

 カラスもトンビも全く見えなかったのに、全くどっから現れたのか。これから餌やりの方法を考えなければ。しかし、トンビやカラスの敏捷さに比べ、我が夫婦のなんとカッタルイ動き、ちょっとガッカリした。


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by hoshinooujisama2 | 2016-03-17 23:04